南極旅行を運航する会社は世界中で30社以上あり、運航会社により特徴は様々です。
料金だけで選んで後悔しないために、ぜひお読みください。

運航会社の特徴は大きく3つのタイプに分けることができます。

①南極観光に特化し船のランクが高い

②南極観光に特化し船のランクはスタンダード

③豪華客船で南極に行く(南極観光は①・②に比べ内容が劣ってしまう)


★船のランク
客室の広さや、パブリックスペースの充実さ、食事内容など

 

★南極観光に特化

ゾディアックボートと南極クルーズ船

小型耐氷船を利用し乗客定員200名未満の少人数ツアー。
スタッフとボートの搭載数が多く、待ち時間なく南極観光を楽しむことができます。

 

★船旅、洋上生活がメイン

大型客船/イメージ

一般的なクルーズ会社が運航する南極クルーズ。
客室は広く、夜のショーもあり、食事も豪華ですが、ドレスコードがあります。
優雅なクルーズで南極をある程度楽しみたい方に向いてます。

 

 

南極旅行を選ぶときのポイント

1.南極に上陸するか?

上陸観光/クーバービル島/南極クルーズ

南極旅行の中には、大型の豪華客船で南極へ行き、船上から南極を見学するクルーズもあります。
料金は安めです。ただし、上陸することはできず、耐氷能力も低いので氷の影響で航行可能なエリアが限られてきます。
せっかく南極まで行くなら、上陸するツアーがおススメです。
 

2.船の乗客定員

上陸観光/ネコハーバー/南極クルーズ

南極の野生動物や環境保護のため、南極へ一度に上陸できる人数は約100名と規定されています。
そのため、値段は安いが乗客定員が200名以上の大型船では「上陸回数が減る」「上陸時間が短くなる」など非常にもったいないです。
検討している船の乗客定員を見比べることがポイントです。

 

3.ゾディアック・ボートの数

ゾディアックボート

 

ゾディアックボートに乗船

南極には桟橋がなく、観光の時にはゾディアックと呼ばれるエンジン付きの小型ゴムボートに乗り換えて観光します。
ボートは通常10-12名乗りで、エクスペディション・スタッフと呼ばれる探検ガイドがボートを操縦し、上陸場所への移動や氷山や動物を観察するボートクルーズへ案内する非常に重要な乗り物です。このボートがないと南極観光ができません。そこで重要なのが耐氷船が搭載している「ゾディアック・ボートの数」「操縦するスタッフの人数」です。

 

多数のゾディアックボートを搭載(クォーク社)

十分な数のボートを搭載する船は、乗船客全員が一度に降りて「上陸観光」や「ゾディアッククルーズ観光」をお楽しみ頂けます。

 一方、ボートの数が少ない船の場合、乗客の半数が船外活動中に残りの半数は「船内待機」となってしまいます。
さらに交代による観光のため、南極での船外活動時間が半分以下になってしまいます。

 

南極では船外の観光時間が長いほど、動物や自然など様々な発見や出会いのチャンスが増えます。十分な時間を確保できる運航会社ほど、より感動の旅となることでしょう。