ゾディアックボートに乗船/南極クルーズ

 

流氷とサウスシェトランド諸島の山並みが見え始めると南極への到来を告げます。

南極到着前に船内で南極でのグループ分けが行なわれます。南極に到着し、下船する際にはグループ毎に順番にご案内いたします。下船の際には、しっかりと防寒対策をし、救命胴衣を着用の上、ご参加ください。

 

(1)南極での観光について

・南極滞在中は、上陸観光とゾディアッククルージング観光にご案内します。

・観光する際には、すべてゾディアックボート(救命胴衣着用)を利用してご案内いたします。

・1回の観光は、約2~3時間です。通常、午前と午後の2回行いますが、時には、朝食前に行う事もあります。

 

(2)南極での活動の際の注意事項(南極での活動は、南極条約及び南極ツアーオペレーター協会の規約で厳しく規制されています。)

・南極では野外でのトイレや食事は禁じられています。下船前に必ずお済ませください。

・上陸をする場合、下船・乗船の際には、防疫対策としてゴム長靴の洗浄と消毒が必要です。

・雪に覆われた下がクレバスになっている可能性がありますので、指定区域外の雪原を勝手に歩かないでください。

 

(3)野生生物の近くでは(一部抜粋)

・ペンギンからは5m以上、オットセイからは15m以上の距離を保って行動してください。

・常に野生生物に道を譲ること

・野生生物の海への道を遮断しない事。

・鳥が頭上を飛び回ったり、大声で鳴いたりする場合、彼らの巣やひな鳥の傍ら近くに寄りすぎていると警告していますので、そのまま静かに後退して元来た道を引き返してください。

・コケや地衣類が密生した地面を歩かないようにしてください。それらは非常にデリケートで成長するのに何年もかかってしまいます。

・野生生物や植物、歴史的遺跡、自然環境を荒らさない事

 

(4)ゾディアックボート利用の際の注意事項(一部抜粋)

・ボートに乗船する際には、安全のため、常に救命胴衣(ライフジャケット)を着用してください。天候や海象に関わらず着用が義務付けられています。

・ボートの乗下船の際には、ゾディアックドライバーと乗組員の両方の手助けを受けて「船乗りの握手」と呼ばれる両手手首を握り合う方法で行ってください。

・ボート内では、ゾディアックドライバーの指示に従ってください。航行中に立ち上がる事は禁止です。止まってほしい時やスピードを落としてほしい時はゾディアックドライバーその旨をお伝えください。

 

上陸観光

南極では、一切の開発が禁じられていますので、桟橋も道路も乗り物もありません。上陸観光は徒歩での見学となります。

ゾディアックボートで、上陸地の海岸まで移動します。海岸に到着後、ボートを下船して、徒歩でペンギンの営巣地の見学や高台までのハイキング、南極の風景を満喫するなどの活動を行います。

 

上陸の様子/南極観光

 

(1)ペンギンの営巣地を見学

ゼンツーペンギンの営巣地を見学/南極観光

 

(2)眺望の素晴らしい場所までハイキング

小高い丘からの眺望/南極観光

 

◎ゾディアッククルージング

ゾディアッククルージングでは、ゾディアックボートでクジラや流氷の上で寛ぐアザラシ、海を泳ぐペンギン、氷山にいるペンギン、氷山、氷河、雪や氷河に覆われた峰々などを海から見学します。

クルーズ中に雪が降ってきたら、空を見上げてください。雪の降るさまがロマンチックに見えますよ!

(1)氷の上で寛ぐアザラシやペンギンを見学

ゾディアックボートで氷上のアザラシを見学/南極クルーズ

 

(2)氷山や氷河見物

巨大な氷山を見学/南極クルーズ

 

(3)ホエールウォッチング

ザトウクジラ/南極クルーズ

 

(4)本船に戻った場合には、ゴム長靴の洗浄と消毒をおこないます。

足元の洗浄と消毒の様子

 

一日の活動を終え、本船に戻った後の夕刻、「今日の活動のおさらい」と「翌日の予定」についてパワーポイントを利用してリキャップ(説明会)が毎日行われます。