南極の気候と服装

南極の季節は夏です。気候状況は、晴天からいきなり雪混じりの突風が吹く厳しい寒さを伴った暴風並の天気になるなど、予測がつきません。その為激しい気候の変化に伴った服装を用意する必要があります。

南極クルーズ&旅行では、気温が-10℃になっても耐えられる服装をご用意ください。

 

 

船内でお渡しするもの

パルカ(防水性の防寒上着)無料進呈致します。

南極観光で必要なパルカを船内でお渡しします。パルカの下に着用する服装は、ウールやシルク、化学繊維などの軽い素材を重ね着するとよいでしょう。化学繊維のフリースは濡れても乾きやすく、さらに軽くて風を通さないので便利です。

ゴム長靴 乗船後、無料で貸出しいたします。

南極観光では必ずゴム長靴をお履きください。厚手の靴下を着用ください。砂地や石ころ、つるつるした大きな石、岩場などの海岸に上陸するため、足元が濡れますのでゴム長靴は必需品です。

 

必需品

防水性のズボン

ゾディアックボートに乗船中、水しぶきで濡れることもあります。また、雪上に座り込む事もありますので、必ず防水性(ゴアテックス製やナイロン製)をご用意ください。

 

上着

船内での着用や観光時の重ね着用に、フリース、ウール、ニットのセーター、トップス(上半身用上着)、コットンのタートルネック又はTシャツ数枚ずつ。

 

 

帽子、スカーフ

奪われる体温の半分は頭部からです。顔面や耳、首元を温かく包み込むウール(毛糸)の耳当てつき帽子やスカーフ、ネックウォーマーなどをお持ちください。紫外線の強い太陽光線から顔を保護する為、ツバ付きの帽子などもお勧めですが、ツバが強風に煽られて飛ばされる可能性もありますので、しっかり固定できるものをお持ちください。

 

手袋 最低2組以上

両手を常に暖かく、乾燥した状態に保つ為にも、最低2組の手袋が必要です。フリース製とポリエステル製の厚手の手袋を各2組ご用意ください。

 

靴下

厚手のウールや木綿の靴下をご用意ください。尚、濡れる場合を考慮して4組以上お持ちください。又、暖かさを保つ為、ゴム長靴用の中敷きをお持ちになると便利です。

 

下着

絹またはポリプロピレンの下着はかさばらず、保温性がありますのでお勧めします。4~5枚ご用意ください。

 

リュックサック

下船時や野外での活動の際はとっさに何かに掴まったりする安全対策の為、常に両手を開けておく必要があります。カメラや予備の手袋、バッテリーなど上陸後に必要なものはリュックサックに収納してご持参ください。

 

水着

水温や気象の状況が許せば、ポーラープランジ(南極海飛び込み大会)が行われるかもしれません。体験を希望される方は水着をお持ちください。

 

 

あると役立つもの

UVカット(紫外線防止)のサングラス&日焼け止め

●野生生物を観察する為の双眼鏡(防水仕様が便利)

カメラ、ビデオカメラ、充電器

必要と思われる数より2倍以上のバッテリーメモリーカードをお持ちください。気温が極端に低い場合には、バッテリーの消耗が早くなります。充電器もお忘れなく。

変換プラグ(C型/2本の丸ピン) 220V/110V

 

ジッパー付ビニール袋

ゾディアックボート乗船中、しぶきでリュックサックが濡れることがあります。カメラやその他の小物を守るために数枚お持ちになると便利です。

眼鏡の予備

コンタクトレンズをご使用の方は予備の眼鏡をご用意ください。

耳栓、アイマスク

ホテルや船内で同室者のいびきに悩まされない様に、アイマスクは安らかな睡眠のために光を遮断してくれます。

うがい薬、保湿用クリーム、リップクリーム、マスクなど

船内や南極は、とても乾燥していますので、乾燥対策に便利です。特に就寝時、喉のケアのためのマスクや濡れタオル等の対策をお勧めします。

常備薬

痛み止めや船酔い止め、風邪薬など、医薬品や医師から処方された処方薬などをひとまとめにしておくとよいでしょう。

紙おむつ

南極では陸上でトイレをする事が禁じられております。1回の観光時間の目安は2~3時間です。ご心配なお客様は、「紙おむつ」をお持ちになると安心です。

使い捨てカイロ

数個お持ちになると便利です。バッグやポケットの中に使い捨てカイロを入れ、その近くにバッテリーをしまうことでバッテリーの消耗を遅らせることもできます。

画像:Quark Expeditions