南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

無鱗(うろこがなく)、白い液体

コオリウオには鱗(うろこ)がなく、また全ての脊椎動物に共通している酸素を運ぶ酸素ヘモグロビンを有していません。そのため外観は青白くほとんど無色に見えます。血液は赤くなく半透明の黄色い色ですが、今は機能していない赤血球が残っているところをみると祖先はおそらく赤い血を持っていたのでしょう。
冷たい海水には溶存酵素が多く、コオリウオはそれを他の魚と同じように鰓(えら)から取り入れますが、酸素は血漿に溶けた状態で運ばれます。

多くの魚はどちらかといえば動きが鈍いように見えますが、非常に効率のよい代謝酵素があるため、低い水温の中でも比較的活発に行動ができるのです。
遅い成長率と長い寿命とが南極に住む魚の特徴といえるでしょう。そしてほとんどの魚が小型です。

(南極旅行&南極クルーズ6-21)