南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

(4)船内生活のご案内

(4)船内生活のご案内
●船内での服装
船内では、カジュアルで快適な服装でお過ごしください。
一般的なクルーズ客船と異なりドレスコードはありませんので、ディナーの時間を含め、カジュアルな服装が一般的です。
ウェルカムパーティーやフェアウエルパーティーも催されますが、フリースやセーターなど自由な服装でもご参加いただけます。
 
●靴
船内では履きなれた靴あるいはゴム底のスニーカーが便利です。船が揺れる場合には、かかとの固定されていないスリッパやつっかけなどは危険です。

 

●船内プログラム(船内新聞)
翌日のスケジュールの詳細、食事時間、見どころの情報などが盛り込まれた船内新聞は、パブリックスペースに掲示される他、客室のテレビ、パブリックスペースのテレビモニターでご案内しています。
 
●船内アナウンス
クジラやシャチなどの野生生物が現れた場合や上陸のご案内、スケジュールの変更、気象状況などはその都度、船内放送でお客様にご案内いたしますので音量を最大にしておいて下さい。
上陸時間など重要な案内を聞き漏らした方は必ずスタッフにご確認ください。
 
●緊急避難訓練
海上人命安全条約(SOLAS条約)により、すべての船舶は、出港後24時間以内に緊急避難訓練の実施が義務付けられています。
乗船しましたら、客室に備え付けてある救命胴衣の場所、扉の内側に表示されている各客室割り当ての救命ボート、集合場所の位置を必ずご確認ください。
緊急避難訓練の実施については参加者全員がご乗船頂いた後、ご案内いたします。
 
●オープン・ブリッジ・システム
ブリッジ(操舵室)は船の運航の心臓部に当たる重要な場所ですが、南極クルーズ中、乗客の皆様は、自由にブリッジを訪れる事ができ、船長以下船員たちが操船する様子や海図を読む様子などを見学する事ができます。
お客様ご自身で海図を見たり、現在位置を確認する事も出来ます。
但し、飲食物を持ち込んだり大声でおしゃべりをしたり騒音をたてて操船の邪魔をしたりしないよう常に左舷側で見学するようお願いいたします。
 
●船長・乗組員
本船舶の船長以下乗組員全員が氷の海を航行する高い技術を持ったベテランですので、安全な航海をお楽しみいただけます。
 
●ホテル部門
南極クルーズ&旅行を快適にお過ごしいただくために、経験豊かなホテル・マネージ
ャーが、船内でのお支払いの手続きをはじめ、参加者ひとりひとりのお世話をさせて
いただきます。
ホテル・マネージャーの勤務時間は、船内新聞でご案内いたします。
ホテル・マネージャーは世界各国から結集されたクルーズ・コンパニオン・チーム、
ダイニング・スタッフ、シェフ、バーテンダーなどを監督する責務があります。
 
●美容室
船内には理・美容室はありません。
各客室には、ヘアードライヤーをご用意しております。
 
●図書室
南極関連や極地に関する豊富な図書資料をはじめ、気軽な読み物、ボード・ゲーム類
などを揃えております。
 
●客船からの通信について
南極の山々に囲まれた狭い海域では、時折通信衛星の電波がキャッチ出来ない場合も
ありますが、電話での通信、E-メールの送受信を有料でご利用頂けます。
 
●郵便
客船から郵便を出す事も可能です。切手代は船内で開設された口座につけられます。
郵便物を出される場合は、絵葉書や手紙の「切手を貼るスペース」に客室番号と氏名
(ローマ字で)を明記し、レセプションにご提出ください。
南極のポート・ロックロイの英国の観測局(博物館兼ショップ、郵便局)に寄港した
場合、そこから郵便を出す事も可能です。
ポート・ロックロイの英国の観測局で投函した場合、郵便物が受取人に到達するまでには数ヶ月を要しますので予めご承知おきください。
 
●マッサージ
マッサージの予約も可能です。スタッフにお尋ねください。
 
●船内ショップ/お土産品
船内ショップには、フリース、トレーナー、帽子、靴下などの衣料品、小物類、絵葉
書、土産品などを備えています。
お支払いは現金でもホテル部門で開設した口座におつけすることも可能です。
 
●喫煙について
船内は禁煙です。喫煙は、屋外の指定された場所でのみ可能です。
 
●ダイニング・ルーム
お食事(朝・昼・夕食)は全てダイニング・ルームにてご用意させていただきます。
お食事の時間は、パブリックスペースに掲示される他、パブリックスペースのテレビ
モニターに表示されていますが、上陸観光を優先させる為、時間を変更する場合があ
ります。
 
●屋外のデッキでのランチ又はディナー
南極滞在中、天候が許せば、屋外でのデッキ・ランチ又は、デッキ・ディナーを予定
しています。暖かい服装でご参加ください。
 
●バーやレストランでのアルコール類のサービスに関して(有料)朝の遅い時間帯や夕刻、夕食後にはバーでゆったりとお寛ぎいただけます。
バーでは、ウィスキー、ワイン、シャンペン、スピリッツ等、世界中から取寄せた有名銘柄のアルコール類を比較的お手頃なお値段でお楽しみいただけます。
 
※クルーズ代金には、アルコール飲料およびソフトドリンク等の飲料代は含まれて
りません。
※客室にアルコール類の持込はご遠慮ください。
※ご持参のワイン・ボトルをダイニングに持ち込む場合には、小額のコルク開栓料を
申し受けますので予めご了承ください。
※規則により18歳以下のお客様にはアルコール類は提供できませんのでご承知おき
ください。
 
●説明会、毎日の総括報告(リキャップ)
出港後、南極クルーズ&旅行についての説明会がおこなわれます。
また、夕食前には、毎日、リキャップ(総括報告)が行われます。
リキャップでは、日程の変更や今日の活動について報告、翌日のハイライトなどにつ
いてご案内いたします。
 
●エクスペディション・チームによるレクチャー
南極クルーズ&旅行に同行するエクスペディション・チームは、極地旅行に長い経験
と深い知識を持ち、極地に熱い情熱を燃やす優秀なスタッフ陣です。
エクスペディション・リーダー及びスタッフは、それぞれが個人的に秘境や極地を何
度も訪れ、鳥類学、海洋生物学、氷河学、地理、地質学、歴史、環境などの専門分野
で卓越した知識を誇り、図版や画像、映像を駆使したレクチャーや毎日の気軽な会話
の中で、その豊富な知識や体験を披瀝してくれます。
チームの全員は、極地クルーズに豊富な経験を持つベテランです。
 
●気象・海象状況により船の揺れが激しい場合
海が時化て船が揺れている場合には、以下にご注意ください。
(1)屋外のデッキには、絶対に出ないようお願い致します。
(2)客室のドアなどが凄い勢いで急激に閉まる事がありますので、ドアに手や指を
   挟まれないように十分気を付けて行動して下さい。
(3)船内を移動する際には、常に手すり捕まって行動してください。
(4)シャンプー等で滑りやすくなりますのでシャワーのご利用は、お控えくださ    い。
 
●ご旅行中の健康管理、医療施設について
現在、処方薬をご使用されている方は、航空機の遅延や不測の事態に備えて、別に1
週間程度の薬を予備としてお持ちになる事をお勧めします。
また、何らかの既往疾患があり、特別な治療や薬剤が必要である場合は、かかりつけ医師の署名のある診断書(英文)や薬剤の処方箋(英文)をお持ちください。
これは万一既往疾患による何らかの症状や発作が起こった場合、船内常駐の医師や救急担当者がその診断書や処方箋に従って的確な処置が行える様にする為のもので、乗船次第ご持参の書類を船内医師に提出くださる様お願い致します。
 
●船内の医療設備
船内には英語を話す医師が常駐しております。船内のクリニックには処方箋対応の医
薬品を常備している他、突発的な怪我や事故に対する基本的な応急機材を備えており
ます。しかしながらクリニックにはあらゆる症状に必要な全ての医薬品がある訳では
なく、全ての病状に対応出来る機器を備えている訳でもありません。
お客様の中で持病の治療を受けられている方は、必要な医薬品を十分にご持参ください。船内には必ずしも、それぞれの症状に対して指定された特別な製造元の医薬品や薬品を備えていない事を予めご承知おきください。
 
●緊急事態に関して
緊急事態が発生した場合は、ただちにブリッジに報告するか、お近くの乗組員または
エクスペディション・スタッフにお知らせください。
 
●海上航行中の安全について
・各自が安全に責任を持って行動してください。
・全ての緊急避難ルートを頭に入れておいてください。
・夜間に思わぬ事故が起こらない様、照明スイッチの場所を確認しておいてくださ  い。
・常に足元に注意して慎重に行動してください。
・廊下、階段では必ず手すりに掴って移動してください。
・甲板を歩行する際は滑り止めのついた靴をお履きください
 
●船の揺れと船酔いの対処法
今回のクルーズは、場合によってはかなり時化(しけ)ている海域を航行する可能性
があります。通常、船酔い止めの薬はご気分が悪くなる前に飲まないと効き目があら
われません。航海中に必要なだけの十分な量をご持参ください。
勿論、船内クリニックにも非常用として船酔い止めを常備しております。
また船酔いを防止する為には、アルコール類や煙草、水分のとりすぎを避け、狭い場所に閉じこもらない様にする事です。
デッキで水平線を見つめたり、目を閉じてじっと横になっている事も効果があります。出来るだけ空腹を避ける為に、バターを塗らない少量のトーストやクラッカーを召し上がる事をお勧めします。
 
●身体障害者用の施設
本船には、著しく移動に不自由がある方や、介助用の機材が必要な方の設備は備えて
おりません。船内や客室のドアは狭くて重く、外側のドアの敷居はいずれも高くなっています。また金属製のデッキは海水や雨水により非常に滑りやすい状態になる可能性があります。
残念ながら、身体に障害のある方には、南極クルーズ&旅行は非常に困難である事を予めご承知ください。

(南極旅行乗船ガイド11-4)