メルキオール諸島(Melchior Islands)
南緯64°41′西経62°57′

サウスシェトランド諸島の南に連なるパーマー列島の中心部にあって、大きなブラバンド島とアンバース島に挟まれたダルマン湾に浮かぶ背の低い島群がダルマン探検隊(独1873-74)によって発見されたメルキオール諸島です。1903-05にこの海域を探険した仏ジャンBシャルコーにより測量され、さらに仏海軍副大臣の名が付けられました。

メルキオール諸島

島は全てギリシャ語アルファベットの名が付いています。主な島はエタ島とオメガ島が東側に、そしてランブダ島とアルゼンチン基地跡があるガンマ島が西側に向かい合っています。

アルゼンチン基地跡

ここでの楽しみ方は早い海流や外洋のうねりが届かない島影をゾディアッククルージングです。静かな湾の海氷の上に思いがけずカニクイアザラシの群れを発見したり、近づいても逃げないアシナガウミツバメの華麗な水上バレエが見られたりする事があります。また、小さな島影にはウェッデルアザラシの昼寝や崖の間ではミナミオオセグロカモメの子育て風景も良く見られます。さらに最近では、ドレーク海峡に出る前後に態勢を整えている、南極ヨット仲間たちのプライベートヨットを見ることもあります。

プライベートヨット

 

◆メルキオール諸島で見られる動物達◆

 

 

ⒸRlindblad20191222