ヤンキーハーバー(Yankee Harbor) グレニッジ島
南緯62°32′西経59°47′

サウスシェトランド諸島内グレニッジ島の南岸から対岸にハーフムーン島を臨むマクファレン海峡に輪の様に突き出した砂利の海岸です。オットセイ猟時代(1820年~)に頻繁に利用された場所ですが、この頃は米北東部からの出猟が多かった事からこの名前が付いたものです。なんといってもここの見所は大規模なゼンツーペンギンの営巣地(1990年の調査では4,000番)で広い砂利海岸に点在しています。

大規模なゼンツーペンギンの営巣地

そのほか換毛期を過ごすミナミゾウアザラシ、ウェッデルアザラシそしてオットセイ(2月から)なども見られるかもしれません。

19世紀初期のオットセイ猟やゾウアザラシ猟、そしてその後の捕鯨時代の名残である樽のたがや錆びた大きな鉄なべなども転がっています。丘の上には避難小屋も見え、ジョン・デイビスやナタニエル・パーマーなどのヤンキー(北米)出猟者達の活躍をうかがわせます。 

 

◆ヤンキーハーバーで見られる動物達◆

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