ポーレット島(Paulet Island)
南緯63°35′ 西経55°47′

南極半島の北端からほんの少しウェッデル海側に入ったところにある、丸いダンディー島の影に隠れるようにある小さな火山性の島がポーレット島です。 直径1.6kmのこの島はイギリスジェームス・ロス隊(1839~43年)により発見され、当時の貴族であり、船長の資格も持つジョージ・ポーレットにちなんだものです。

ポーレット島

中央部の噴火口跡周辺から海岸までの山肌におよそ10万番と言われるアデリーペンギンの大営巣地が圧倒的な迫力で広がっています。

アデリーペンギンの大営巣地

その中、湖と海岸線の間の瓦礫の丘に残っているのは、スウェーデンのノルデンショルド隊(1901~03年)のアンタークティカ号乗組員20名が船の沈んだ後に越冬した石小屋です。急斜面にはキバナウも営巣し、2月に入るとオットセイが続々と押しかけてきます。

 

◆ポーレット島で見られる動物達◆

 

©Rlindblad20191218