キャンベル島(Campbell Island)
ニュージーランドに属する5つの亜南極の島々のうち、キャンベル島は最も南にある島です。
キャンベル島のメイクアップ
ニュージーランドのブラフから南へ約700km、南極のアデア岬から北西へ500kmのところにある群島です。3つの大きな島といくつかの小さな島からなり、主な島はキャンベル島と呼ばれます。火山性の島々で、最高地点は500m、面積は114平方キロメートル。氷はありませんが、風が強く、湿度が高く、寒いです。
キャンベル島の企業ルーツ
キャンベル島は、オーストラリアの商社キャンベル商会の船員であったフレデリック・ハッセルブルグによって発見され、それが名前の由来となりました。 発見後すぐに捕鯨船やアザラシ船が訪れるようになり、アザラシの生息数は減少しました。1995年までは有人の気象台がありましたが、現在は自動化されています。
キャンベル島グループの多様な生活
この島々は、生物多様性の宝庫として有名です。1954年以来、国立自然保護区に指定されています。また、群島はユネスコの世界遺産にも登録されています。島内には約200種の草花やシダ類が生息し、固有種の植物が多いほか、世界最南端の森林を有しています。
初期の訪問者は牛だけでなくネズミも島に持ち込み、生態系を劇的に変えました。1980年代に牛を駆除し、2001年にネズミを駆除しました。その後、植生や鳥類は回復しつつあります。
キャンベル島の野鳥観察の魅力
キャンベル島は、世界最大のミナミシロアホウドリの繁殖地です。また、マユグロアホウドリとハイガシラアホウドリの繁殖地でもあります。その他、オオフルマカモメ、トウゾクカモメ、アジサシ、タヒバリ、Campbellsnipes、クリイロコガモなどの繁殖が確認されています。
キャンベルシギは世界で最も希少なカモです。この島はバードライフ・インターナショナルによって重要鳥類生息地に認定されています。
【南極旅行/オーシャンワイド南極の手引き】
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