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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

グリーンランドの見どころ

グリーンランドの見どころ(PLACES OF INTEREST)

 

ハバルセイ(Hvalsey)は、グリーンランド最大で最も保存状態の良い北欧の遺跡です。アイスランドの書物「植民の書」によると、農場は10世紀後半に赤毛のエイリークの叔父であるトルケル・ファーサクールによって設立されました。遺跡の中で最も印象的なのは、非常によく構築された石造教会の壁です。

 

かつてユリアーネホープと呼ばれていたカコトック(Qaqortoq)の町は、グリーンランド南部で最も人口の多い町です。かつて鍛冶屋の店で現在はカコトック博物館となっているカラフルな歴史的建造物は、デンマーク植民地時代の歴史を反映しています。町にはグリーンランド最古の噴水や数多くの石の彫刻があります。

 

ナルサーク(Narsaq)の植民地はアザラシ猟と貿易の港として、以前ヴァイキングが住んでいた地域に建てられました。グリーンランド最古の北欧の遺跡が近くにあり、今日では町の住民は周辺の肥沃な平野で羊を飼育しています。ナルサークにはグリーンランド醸造所もあります。

 

絵のように美しい町パーミュート(Paamuit)には1909年にノルウェースタイルの木造で建てられた、グリーンランドで最も素晴らしい木造教会の1つがあります。この地域はオジロワシがたくさんいることでも知られています。

 

ヌーク(Nuuk)は、ゴッドホーブとしても知られ、グリーンランドの首都で最大の都市です。人口は約17,000人で、世界で最も人口の少ない首都の1つです。また、レイキャビクよりほんの数km北に位置する世界最北の首都でもあります。有名なキラキトソクのミイラは、グリーンランド国立博物館で見ることができます。

 

救世主教会とオーロラ(ヌーク)

 

北極圏のすぐ北に位置するイティレック(Itilleq)は、小さな島にある人口約100人の集落です。ここでの主な経済は漁業と狩猟です。島には淡水がないためイティレックには海水から淡水を作る施設があります。

 

乗客がサッカーの試合に参加(イティレック)

 

カンゲルルススアーク(Kangerlussuaq)は、同名の長いフィヨルドの奥に位置しています。グリーンランドの主要な航空輸送の中心地です。空港は第二次世界大戦中および大戦後のアメリカの占領に由来します。カンゲルルススアーク地域にはカリブー、ジャコウウシ、シロハヤブサなど、グリーンランドで最も多様な陸生動物が生息しています。

 

グリーンランドで2番目に大きい町シシミウト(Sisimiut)は、若々しく都会的な雰囲気が自慢で、アドベンチャースポーツ、特に犬ぞりで知られています。シシミウト博物館には地元の文化や人類の居住の歴史について展示されています。

 

かつてヤコブスハウンと呼ばれていたイルリサット(Ilulissat)の町は、近くのユネスコの世界遺産イルリサットのアイスフィヨルドから大量の氷山が流れてくることで有名です。町の見どころにはグリーンランド、フェロー、デンマークのアーティストによる絵画の大規模なコレクションを収めているイヌイット美術館があります。

 

イルリサットのアイスフィヨルド

 

火山のディスコ島に位置する小さな町ケケルタルスアーク(Qeqertarsuaq)は、玄武岩の山々とディスコ湾の巨大な氷山の景色を楽しめます。1773年に捕鯨基地として設立されたケケルタルスアークは、グリーンランドで最も古い町の1つです。文化的に魅力な場所で「主の墨壺」と呼ばれる特徴的な八角形の教会があります。

 

大自然が広がる風光明媚なフィヨルドにエキプ・セルミア(Eqip Sermia)と呼ばれる活発な潮水氷河があります。第二次世界大戦後、この場所はフランスの探検家ポール・エミール・ヴィクトールの氷帽探検の出発点として機能しました。その小屋は今日でも残っています。

 

ウマナック(Uummannaq)の町は、同じ名前の島に1763年に設立されました。缶詰工場と大理石の採石場があり狩猟と漁業の拠点です。町の上に聳える特徴的な山は1,170mのウマナック山です。デンマークとグリーンランドの子供たちは、サンタクロースがこの島に住んでいると信じています。

 

東グリーンランドにあるスコアズビースンド(Scoresby Sund)は世界最大で最長のフィヨルドシステムです。このエリアには北極圏で最も印象的な風景がいくつかあります。深いフィヨルドと最大2,000mの高さの狭い水路はグリーンランドの山岳地帯の中心部まで達しています。この地域全体にはトゥーレの古代遺跡、歴史的な猟師小屋、現代のイヌイット族の狩猟小屋があります。

 

イトコルトルミット(Ittoqqortoormiit)のイヌイット村は、スコアズビースンド地域で唯一の居住地です。コミュニティには素晴らしい美術館、ギフトショップ、郵便局、豊富なグリーンランドのそり犬、そしてイヌイットの人々に会う機会もあるでしょう。

 

カイザーフランツヨーゼフとコングオスカーのフィヨルドシステムは、世界最大の国立公園である北東グリーンランド国立公園(Northeast Greenland National Park)の一部です。潮水氷河から巨大な氷山が生まれ、風と潮汐によってフィヨルド全体に浮かんでいます。海岸では色とりどりのツンドラの大地が広がり、ジャコウウシやホッキョクウサギが生息しています。広大で開放的そして手付かずのような風景はハイカーの楽園です。

 

ゾディアッククルーズ(ライプフィヨルド)

 

(北極旅行/ポセイドン北極読本5-5)