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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

食虫目

トガリネズミは主として肉食で、昆虫やクモを食べます。1年中活動し、雪下の巣穴で狩りをします。
トガリネズミについてのほとんどの研究はもっと南の種についてなされましたが、1959~61年に西アラスカのトンプソン岬周辺(北極の特徴があるとはいえ、北緯65度で厳密には北極とは言えない地域)で生態学的研究がなされました。
研究報告によれば、ホッキョクトガリネズミとマスクトガリネズミは過剰な水ではなく、適度な湿度と安定した環境を好みますが、個体数が増加すると前記のような条件通りのみならず、高湿度または乾燥、不安定な場所でも見られます。

ホッキョクトガリネズミは普通、丘陵地の斜面に生息し、平坦な谷底がある渓谷の場合は尾根近くやその他の代替え地に見られます。
クロトガリネズミはブルックス山脈全域と北部の丘陵地帯に生息していますが、適当な隠れ場所があれば沿岸の平坦地でもみられます。
水の流れによってはヤナギやハンノキ林がある、氾濫によってできた平坦地の流れの縁などでも見られます。

(北極旅行&北極クルーズ6-17)