フローラ岬（Cape Flora）
北極探検の歴史において重要な場所であるフローラ岬は、いくつかの探検隊の基地があった場所です。
ノースブルック島のフローラ岬
フローラ岬は、フランツ・ヨーゼフ諸島のノースブルック島で数少ない氷河のない地域にあり、その歴史的意義は確固としたものです。1881年、イギリスの探検家でありヨットマンであったベンジャミン・リー・スミスがこの地で難破しました。
そして1896年、探検家フレデリック・ジョージ・ジャクソンとフリチョフ・ナンセンは、別々の探検を率いていた時にフローラ岬で遭遇したのでした。
ベンジャミン・リー・スミスに関するメモ
ベンジャミン・リー・スミスは、歴史上最も重要な北極圏探検家の一人として認められていますが、その存在はほとんど知られていません。氷に閉ざされた船から脱出したスミスと彼の乗組員たちは、アーネスト・シャクルトン卿の南極横断探検に匹敵するほど過酷な状況下におかれました。
スミスの指揮のもと、乗組員全員と愛犬ボブは、数ヶ月の座礁の後、ノヴァヤゼムリャに脱出しました。
【北極旅行／オーシャンワイド北極の手引き】
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