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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

氷山

クック船長はサウスジョージア周辺には、島の氷河から崩落する量より多くの氷山が海に浮かんでいる事に気付きました。
それはさらに南から流れてきたに違いありません。氷山は常に、ベリングスハウゼン海やウエッデル海から18頁の図にあるように海流によってサウスジョージアに運ばれてきます。島の周辺に浮かんでいる氷山の量は年によって異なりますが、ある時は氷山で埋め尽くされそうになる事もあります。
青い海に浮かんだ何百という氷山が日に輝く様は素晴らしいものですが、時にはグリトヴィケンに錨をおろそうとする船の邪魔になる事もあります。

最近の氷山の大発生はロンネ棚氷とラーセン棚氷の崩壊によって起こりました。
下の写真にある二つの巨大氷山は1998年にウエッデル海南部のロンネ棚氷から分離して、A38と名付けられた氷山(長さ145㎞、幅50㎞)の主要部分です。
サウスジョージアに着いたのは2004年で、その後二つに分離しました。それぞれ喫水が150mもあって大陸棚の浅い部分に座礁した後、数千の氷山に分割されました。

(南極旅行/サウスジョージア島6-1)