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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

ニュージーランドオットセイ

ニュージーランドオットセイ(New Zealand Fur Seals)

 

ニュージーランドオットセイは、ニュージーランドの海域で最もよく見られるオットセイです。彼らは水泳能力が非常に高いことで有名であり、乳離れした子はニュージーランドの周りのほぼどこにでも現れます。その高い水泳能力から、南島の西海岸で追跡用のタグを付けられたオットセイの子が、オーストラリアで発見された記録も確認されています。陸上では時々方角がわからなくなり、裏庭、排水管、通りなどの珍しい場所で発見される事もあります。

 

ニュージーランドでは、個体数の最低推定値は5万~6万頭ですが、ほぼ間違いなく推定より多くの個体が生息していると考えられています。オタゴでの最近の研究では、1982~1994年の間に年間25%の個体数増加が確認され、1995年の調査でもほぼ同じ数の個体の増加が確認されています。同様の増加率は、ネルソン/マールバラ地域と亜南極バウンティ諸島でも確認されています。オットセイは1991年に北島で繁殖を再開し、オーストラリアの最新の推定値は3万~3万5千頭で、年間16~19%増加しています。

 

サウスランドの個体数増加の正確な数の調査は行われていませんが、1970年代の全国調査では、サウスランドのオットセイがニュージーランドの全個体数の40%以上を占め、亜南極諸島を含むと、70%を占めていることが確認されました。

 

ニュージーランドオットセイは主にイカや小さな魚を餌とし、水深22mを超える深さの大陸棚沖で、あなご、バラクーダ、アジ、ホキなどの大きな魚を獲ります。ニュージーランドオットセイは、他のどのオットセイよりも深く、より長く潜ることが出来ます。

 

彼らの獲物のほとんどは真夜中に水面の近くに来て、日中に深いところに戻ります。ニュージーランドオットセイは狩りを行う時、獲物の動きにあわせているようです。彼らの夏の狩りは、大陸棚の上、または斜面の近くで集中して行われます。

 

彼らは日没から日の出まで絶えず潜ります。秋と冬には、彼らはさらに深く潜り、より回数も多く100m以上深く潜ります。一部のメス240m以上深く潜り、衛星追跡では1,000m以上深い水中で大陸斜面を越えて最大約200km狩りを行うために移動する可能性があると分かっています。

 

ニュージーランドオットセイは、ホールアウトと呼ばれる、海岸の岩場で多くの時間を過ごします。毎年彼らは繁殖期に同じ地域に戻ります。メスは4歳から6歳の間に性的に成熟し、平均14~17歳で死ぬまで毎年1匹の子を産みます。メスは、子の誕生から6~8日後、最初の狩りに出る前にも交尾します。交尾の後すぐには着床せず、3ヶ月の間は体内で保管されます。したがって、メスが出産の360日前に交尾されているにもかかわらず、妊娠期間は約9ヶ月です。

 

繁殖期は11月中旬~1月中旬です。子は約300日間母乳を飲みますが、2年目になっても飲み続ける子もいます。メスは、子に母乳をあげるために繁殖地に滞在(1〜2日)と、狩り(海で1〜20日の期間)を交互に行います。乳離れの後、子は独り立ちします。

 

(南極旅行/ロス海・亜南極9-4-4)