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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

センニョムシクイ

センニョムシクイ(Native Grey Warbler/ Riroriro)

 

ニュージーランドセンニョムシクイ(マオリ語:リロリロ)とチャタム島固有のムシクイ類、チャタムセンニョムシクイは、オーストラリア固有のホウセキドリ属の仲間であるニュージーランド唯一の種です。彼らは、繊細で複雑なさえずり声を持っており、マオリ人は、作物を植える際の季節的な合図として取り入れていました。ニュージーランドセンニョムシクイは、体重6.5kg、チャタム島の種は、9kgです。ニュージーランドセンニョムシクイは、人間による景観の変化に良く適応していますが、チャタムセンニョムシクイは、荒らされていない場所を好んでいます。

 

両種のメスは、枝にぶらさがっていて、側面に入口の穴がある、洋梨形の巣を作ります。そして彼らは、7日間で、母親の体重の4分の1にあたる赤みがかった斑点のある白い卵を4つ生みます。オスは、縄張りを守り、メスだけで孵化させます。そしてオスは、孵化した雛に餌を与える手伝いをし、メスは、2度目の産卵の準備をします。

 

ヨコジマテリカッコウは、ムシクイ類の2度目の産卵の時に卵を産みます。通常、カッコウの雛は、最初に孵化し、ムシクイ類の卵や雛を追い出します。そして、ムシクイ類は、完全に疑いを持たず、ヒナを巣立ちさせていきます。どちらの種も主に無脊椎動物や小さな果実を食べています。また彼らは、葉っぱ類も食べます。時々、センニョムシクイは、獲物を捕獲するために枝の横にとまっています。

 

(南極旅行/ロス海・亜南極7-4-4)