アイスランドの見どころ
アイスランドの見どころ(PLACES OF INTEREST)
レイキャビク(Reykjavík)は、アイスランドの首都で最大の都市です。美術館、画廊、ハットルグリムス教会などの豊富な文化施設があり、市内では公園、庭園、温泉などお楽しみ頂けます。また、幅広いショッピング、素晴らしい食事の選択肢、有名なナイトライフもあります。
ブルーラグーン(Blue Lagoon)は、アイスランドの南西部にあり、地熱湖と特注の浴場を相互接続した温泉施設です。湖の水は明確な水色で、様々なミネラルを豊富に含んだ海水ですが、隣接する火山岩のケイ素含有量が高いために鮮やかな色合いになります。水温は1年を通して平均38~40℃です。湖の底は天然カオリン(粘土鉱物)で覆われています。
アイスランドの南部にはゴールデンサークル(Golden Circle)と呼ばれるドライブルートには人気の観光スポットが数多くあります。レイキャビク発着のルートで、フルツアーに参加すると約8時間かかります。シンクヴェトリル国立公園、グトルフォスの滝、ハウカダルール渓谷の間欠泉など驚きの観光地があります。
有名なスナイフェルスヨークトル火山と絵のように美しいキルキュフェトル山はスナイフェルスネス半島(Snæfellsnes)で印象的な風景です。この地域の豊かな文化と文学の歴史、漁師や商人の成功は地元の漁村にはっきりと表れています。
控えめなフラテイ島(Flatey)は文化、芸術の中心地として長い歴史があり、かつては非常に人口が多い商業の中心地でもありました。島の「古い村」には元の住民がかつて住んでいた古い家を美しく修復したものがいくつか残っています。現在、島には様々な種類の渡り鳥、特にツノメドリが生息しています。
切り立った断崖絶壁が続く海岸線ラトラビャルグ(Látrabjarg)は、ツノメドリ、シロカツオドリ、ウミガラス、ウミスズメなど、数百万羽の海鳥の夏の繁殖地です。長さ14km、高さは最大で440mのヨーロッパ最大の鳥の崖であり素晴らしい自然のモニュメントです。
美しい西部フィヨルドに位置するイーサフィヨルズル(Ísafjörður)の町は、アイスランドの豊かな文化遺産と現代的な魅力のユニークな融合を体現しています。長年、漁業と貿易の港として重要な役割を果たしてきたこの町は多くの歴史的建造物や博物館に反映されています。小さくて比較的孤立した町ですが、活気に満ちたモダンな雰囲気があります。
山岳のトロットラスカギ(トロール半島)の狭いフィヨルドにあるシグルフィヨルズル(Siglufjörður)は快適な港の周りに色とりどりの家が並ぶ静かな漁村です。人気のニシン博物館は1940~50年代のニシンブームだった町の全盛期に敬意を表して、見事な展示や再現、試食を行っています。
アークレイリ(Akureyri)は、人口17,500人の国内で2番目に大きい都市で、北アイスランドの首都として知られています。9世紀に設立されたこの街は、エイヤフィヨルズル(全長60 kmのアイスランド最長のフィヨルド)の奥側にあります。アークレイリはウィンタースポーツで人気の目的地で、大学や、植物園、いくつかの美術館もあります。
本土から40 km離れた小さな緑の島グリムセイ島(Grímsey)は、アイスランドの最北端の居住地域です。この島には北極圏が通っています。観光スポットは歴史的な灯台や1867年に流木で建てられた古い教会などがあります。島のほぼすべての海岸線が崖になっていて、海鳥が営巣しています。
アイスランド最初の入植地であるフーサヴィーク(Húsavík)は3,000人が住む北海岸の小さな町でホエールウォッチングが有名です。クジラ博物館もあります。フーサヴィークから車でデティフォスの滝へ行くことができます。この滝は高さ44m、幅100mもあるヨーロッパで最もパワフルな滝です。
ヴァトナヨークトル(Vatnajökull)は、アイスランド最大の氷河で、面積はヨーロッパ最大です。一部の場所では、氷の厚さが最大1,000mあります。地殻変動の熱で氷河を下から暖め、氷河面の下に湖が作りだされ、さらに融雪水で削られた多くのトンネルや洞窟があります。1966年のバルダルブンガ山の噴火中に氷河の下から融氷水が氾濫し、アイスランド環状道路の一部が流失しました。ヴァトナヨークトルと隣接する地域は国立公園の一部です。氷河でトレッキング、スキー、スノーモービルの旅を楽しむことができます。
(北極旅行/ポセイドン北極読本4-5)