クルスク(Kulusuk)
僅か250人の定住者を抱えるクルスクは、新たな冒険への第一歩となるでしょう。
クルスクの歴史
クルスクは長い間、いくつかの名前で呼ばれてきました。グリーンランド南東部に位置するこの島は、かつてクルスック(Qulusuk)と呼ばれ、それ以前はデンマーク人がカプ・ダン(Kap Dan)と呼んでいました。
北から最初にやってきたのはサカクSaqqaq族(パレオ・エスキモー文化)です。約3000年前、彼らはドーセット人(紀元前500年から紀元1500年まで存在したもう一つのパレオ・エスキモー文化)に追いやられました。ドーセット人の入植者たちは、この地域が人里離れているためか、この地を去っていきました。
1600年代にこの地を通過したトゥーレ族(Thule/イヌイット原人)は、その原因が何であれ、この海岸が荒れ果てていることに気づいたのです。クルスク自体が正式に設立されたのは1909年のことです。デンマーク船が座礁し、その船の材木でこの場所に教会を建てた翌年です。
クルスクの探索
緑の丘に映える鮮やかなペイントの家々、遠くにそびえる暗い岩山、航行する青白い氷塊など、現在のクルスクには、ヨーロッパとイヌイットの文化が融合し、カラフルなコントラストを生み出しています。
グリーンランド・クルーズのお客様は、クルスクの海岸からイシカジャ山と呼ばれる高さ300mの丘の頂上までハイキングすることができます。氷山や集落、海岸沿いのフィヨルドなど、素晴らしい眺望をお楽しみいただけます。
【北極旅行/オーシャンワイド北極の手引き】
前のページへ 次のページへ