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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

ウェッデル海

ウェッデル海(WEDDELL SEA)

 

南極半島の東海岸に位置するウェッデル海海域は、西側とは驚くほど異なります。西側の雪に覆われた山々はまっすぐ海に流れ込んでいますが、半島の東側は雪のない砂利海岸が広がっています。東側の山々は、海からより遠いため、人間が探索するのに役立つ気象条件を作り出しています。湿気に富んだ西風が山を越えて雪や雨が少なくなるため、ウェッデル海海域は、より乾燥しています。

 

南極の氷山

ウェッデル海はしばしば「氷山工場」と呼ばれます。ラーセン、ロンネ、フィルヒナーの棚氷によって生み出された青、緑、紫、白の色の無数の巨大な氷山が、流氷に覆われた海峡を通り抜けていきます。この氷山の流れは、これらの海域での航行を非常に困難にしています。シャクルトン探検隊のエンデュアランス号は、これらの海域で流氷に押しつぶされ沈没した少なくとも6隻の船の中で最も有名な船です。

 

コウテイペンギン(スノーヒル島)

ウェッデル海を訪れるもう1つの注目すべき理由は、南極で最も有名なペンギン、コウテイペンギンを見られるチャンスがあります。コウテイペンギンは、主にロス海周辺で見られますが、南極半島では稀です。しかし、ウェッデル海では、約4,000番(つがい)のコウテイペンギンの営巣地がスノーヒル島で見られます。スノーヒル島全体は、バードライフ・インターナショナルによって重要野鳥生息地(IBA)として識別されています。

 

(南極旅行/ポセイドン南極読本2-4)