南極・北極旅行&クルーズ 株式会社クルーズライフ

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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

動植物(FAUNA AND FLORA)

植物相と植生(Flora and Vegetation)
チュクチの広い北極と亜北極の地域は、ユニークな植生を形成しています。この地域の多くは、かつてアジアとアメリカを結んだ陸の橋であるベーリング地峡の西側に属し、多くの種や地球上のツンドラやタイガに広がる植物の発祥地になっています。

今日では、900種を超える植物、約400種のコケ類と400種の地衣類がチュクチにあります。ベーリング地峡のエリアには、ヒメカンバ、グリーンランドモス、セイヨウガンコウラン、ブルベリー、アンドロメダ、スゲ、ワタスゲ、コケ類や地衣類を含むツンドラ植物など多様な種が生息しています。

柳、ポプラの木立(poplar grove)やalder Birch、シラカンバの森は氾濫原にのみ育ち、地元の人々に知られているたくさんの医療ハーブやベリー、食用きのこがたくさん自生しています。

鳥類ハイライト(Birding Highlights)
わずかな人口と交通の便の悪さにより驚くべき多様な動物相が残されています。
約220種の鳥類がこの地域に記録されています。主に北極圏の複合体に属し、動物相は他の地域よりもアラスカに似ています。

このことからユニークで、他の国々では見ることができない多くの種がここで見られます。また、ハシジロアビやヘラシギなどたくさんの種が危機にさらされています。ごく僅かの種のみがここで冬を過ごし、多くはチュクチの海岸の重要な生息地である海域に回遊します。

ハシブトウミガラス、ツノメドリ、エトピリカ、ウミオウム、エトロフウミスズメなどたくさんの種がいます。毎年、地元の人々は、鳥の営巣地からたくさんの卵を集めています。

哺乳類(Mammals)
この地域には驚くほどの哺乳類がいます。その多くがチュクチに生息もしくは回遊する海洋哺乳類です。ホッキョクグマ、ヒグマ、トナカイ、スノーシープ、クロテン、オオヤマネコ、オオカミ、キツネなどがいます。

海洋哺乳類は、コククジラ、ホッキョククジラ(両方とも国際捕鯨コミュニティーの割当分を先住民によって捕獲されます)ザトウクジラ、ナガスクジラ、シロナガスクジラ、シロイルカ、オルカです。セイウチはたくさん海岸の近くに現れ、先住民によって割当分を捕獲されています。

(北極旅行/極東ロシア7-4)