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南極クルーズ・北極クルーズの手引き

歴史

歴史(HISTORY)

 

島に関する最初の記録は、17世紀初頭にイギリス人とオランダ人の捕鯨船がこの地域を探索し始めたときのものです。ヤン・ヤコブスゾーン・メイが初めて島の地図を作成し自分の名前を付けました。ここに設立された工場は30年の間、鯨油から脂を生産してきましたがその結果、ホッキョククジラは事実上この地域で絶滅しました。1650年代以降、この島は数世紀にわたって放棄されていました。1882~83年の第一回国際極年の間、ヤンマイエン島はオーストリア・ハンガリー探検隊の遠征の拠点として使用されました。当時描かれた地図は1950年代まで使われていました。その後、ノルウェーの猟師がホッキョクキツネとホッキョクグマの狩猟のため、時折ここへやってきました。

 

ベーレンベルクの斜面からヤンマイエン島の眺め

ノルウェー当局は1921年に島の探索を開始しました。彼らは最初の気象観測所を建設しノルウェーと近海の天気予測に重要な役割を果たしました。ヤンマイエン島は1930年に正式にノルウェーに併合されました。今日まで、島への供給物の配送と従業員の交代は飛行機で行われています。1961年に建設された空港には必要な物資を備えたノルウェー空軍の航空機が2ヶ月毎に入っています。時折、探検家や海難救助隊の参加者が島を訪れます。

 

(北極旅行/ポセイドン北極読本6-1)